「檻の中の花」の歌詞に目を通した方であれば、誰しも疑問に思ったのではないでしょうか。 この話の著者として末尾に記されている、「Noel Malebranche(ノエル・マールブランシェ)」というのは誰なのだろうかと。 ここでは、その謎を解き明かすべく、檻の中の花(以下、檻花)に登場する人物名の意味などを用い、一つの推論を展開してみようと思います。 さて、これは皆さんもご承知とは思いますが、「Noel/ノエル」(正しくはNOёL)はフランス語で「Christmas/クリスマス」を指す言葉です。 ラテン語の「Natalis」から派生した言葉で、意味は「誕生(日)」。イエス・キリストの誕生日なので「Noel」という、実に単純な命名です。 檻花に登場する人物名は、「Armand/アルマン(軍人) Olivier/オリヴィエ(オリーブ)」を除き、「Joseph/ジョセフ (神よ増やし給え)」、「Mi