「見切り発車」ということばには、「不完全な状態のまま、仕方なく始動する」というような、あまりよくないイメージがあります。しかし「『見切り発車』こそ、目標を達成するうえで最もスピーディで有効な方法」だと主張しているのは、『人生は、見切り発車でうまくいく』(奥田浩美著、総合法令出版)の著者。 完璧な計画を練り上げようとして「あれが足りない、これも足りない」と踏みとどまるよりも、何割か揃ったところで思い切って発進する方が、圧倒的に速く目標を達成できるもの。なぜなら、見切り発車して動いてみることで、いまの自分になにが足りないのかがわかってくるから。 そんな考え方には、たしかに納得できるものがあります。発車(行動)する基準やコツを紹介した第2章「今日から結果を出す! 発車するときの工夫」から、いくつかを引き出してみましょう。 「捨てる」「やめる」習慣が自信に 動ける人と動けない人の違いは、「決断力が