ワールドカップ日本代表チームについて、少しずつまとめのような文章も書いて行こうと思う。まず皮切りに、今回の代表の総合的な成果と明確になった課題について講釈を垂れる事とする。 今回のワールドカップの日本代表チームは、中立地でのベスト16、それもあの悔しいPK負けによるものと、(岡田氏も選手達も満足はしていないだろうが)実績面で上々の成果を挙げる事ができた。これが最大の業績である事は言うまでもない。 そして続く業績は、トップレベルの国と比較して我々がどのレベルにあるのかを正確に把握する事ができた点だ。これは今後の日本代表の強化にとどまらず、日本サッカー界がレベルを上げていくために、とても重要な事だ。たとえば2006年のチームはコンディションも悪く、チームとしての戦略的連動性をほとんど発揮できなかった。1次リーグで敗退した事そのものも残念だったが、あれでは我々と世界トップの間の距離は、判断しよう