ITのプロフェッショナルにとって,先日デビューしたiPhone 3G(厳密にはその基本ソフトであるiPhone 2.0 OS,以下iPhoneとする)の目玉は米Microsoftのグループウエア「Exchange Server」との同期機能「Exchange ActiveSync」への対応だろう(写真1)。ActiveSyncを使えば,Windows Mobile端末と同様にExchange Serverのメールや予定表,連絡帳をiPhoneのメール,カレンダー,および連絡先と同期できる(残念ながらメモと仕事は同期できない)。気になるのは,盗難・紛失時にiPhoneのデータが守れるかどうか。そこで遠隔からデータを消去する「リモート・ワイプ」を試してみた。 ActiveSyncで同期したデータは,iPhoneのローカル・ストレージに書き込まれる。これらデータをネットワークを通じて遠隔から消去