日本大学アメフト部の悪質タックル問題をめぐり、大学の権力構造の頂点に立つ田中英寿理事長(71)から仰天発言だ。アメフト部監督や大学の役職を辞任した内田正人氏(62)について、「半年たったら戻す」と述べたというのだ。 16日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」が報じた。田中理事長の発言があったのは、内田氏がアメフト部だけでなく日大の要職も外されてから数日がたった6月11日。田中理事長は、複数人の日大職員との会合で「半年たったら内田を戻す」と自身の思惑を打ち明けたという。 スポーツライターの小林信也氏は「『このやり方でここまでやってきたんだ』という自信があってこその発言だろう」と指摘する。「内田氏も世間の反応に対して、やむを得ず監督辞任などの処分を受け入れてきたのであって、当然本意ではない。合意の上での発言ではないか。内田氏が戻るとすれば、アメフト部ではなく大学組織の内部だろう」とみる