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  • 武家の女性/山川菊栄著 - ためいき色のブックレビュー<書評・感想・備忘録>

    書は、江戸末期の水戸藩における武家と女性らの生活ぶりを、明治23年(1891年)生まれの女性作者が自分の両親、祖父母、縁者たちから聞いたことを口語体でまとめ、1943年(終戦の2年前)に単行として出版されたものを、現代人に読みやすくする目的で補正、修正を加え、1983年に文庫化したもの。 当時の、武家や女性らが置かれていた環境をはじめ、日々の生活ぶり、教育、女としてのたしなみ、べ物、身分による心構えの違い、子供らの遊びや楽しみ、服装と身だしなみ、婚期、出産、主婦の分など、つぶさに語られており、封建時代が時間の差を越えてストレートに伝わってくる。 言葉に「油がタラタラ」、「霜をざくざく踏んで」「台所はちょろちょろパチパチ」「門をトントンと叩く音」「ピタと静まる」「パッと吐く」「サッと広げる」「パタンパタンと機織する」「帯をきりりとしめて」などなど、擬声語、擬態語をふんだんに使う言葉の

    sessendo
    sessendo 2023/04/29
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