弦楽器を考えればわかると思うが、短かく、強く張った弦ほど高い音が出る。 これは、そのような弦の方が速く振動し、その振動が空気を伝わるからである。 つまり、高い音程は速い振動に、低い音程は遅い振動に対応する。 それに対し、音量は、2 節のプログラムにあるように 振幅の大きさ、すなわち式 (1) の に対応し、 また音色は波の形に対応する。 (1) のような三角関数による音は単純な、純粋な音で、 実際の楽器の音はより複雑な振動波形になっている。 ギターなどの弦楽器を引く人はわかるだろうが、 倍の周波数 (半分の弦の長さ) にすると丁度 1 オクターブ上の音程の音になる。 よって、4 倍の周波数は 2 オクターブ上の音になる。 1 オクターブの中には、半音間隔で、 ド、ド ( レ)、 レ、レ ( ミ)、 ミ、 ファ、ファ ( ソ)、 ソ、ソ ( ラ)、 ラ、ラ ( シ)、 シ、 ド と、12 個