古代、日本に対して自ら属国待遇を希望した国『渤海(ぼっかい)』。 今の北朝鮮とロシアの一部を支配していた大国がなぜ、小国日本の属国となったのでしょうか? そこにはしたたかな戦略があったのです。 日本へラブコール 名をすてて実をとる外交 大量の繊維品をゲット 朝貢という形式で費用負担なし 日本へラブコール 698年に建国された『渤海』は、朝鮮半島にあった隣国『新羅(しらぎ)』を牽制するため日本に接近しようと試みます。 新羅と対立している日本と仲良くなって軍事同盟を結びたい。 727年、『渤海』は日本に使節を送ります。 ・・・が、不運にも蝦夷(えみし)が支配する地域に船をつけてしまい、16人の使者が蝦夷によって殺害されてしまいます。 日本列島の東方(現在の関東地方と東北地方)や、北方(現在の北海道地方)に住む人々を異端視・異族視した呼称 出典:蝦夷 - Wikipedia 生き残った8人は何と