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ブックマーク / ogwata.hatenadiary.org (6)

  • 1975年以降に出された15冊の組版規則書における行頭禁則の違い(追記あり) - もじのなまえ

    行頭禁則の範囲には、規則ごとの考え方の違いがよく現れる。手元にある1975年以降に出された15冊の組版規則書で、どのように行頭禁則の範囲を規定しているのか、すこし詳しく調べてみた。 行頭禁則の違いを表にしてみよう 以下に掲げるのは、「日語組版処理の要件(日語版)」(以下、要件)の文字クラスを基準として、1975年以降に出された組版規則書にある行頭禁則の対象と比較した表である。 「要件」を基準とした理由は、参照が比較的容易であり、また禁則の対象が最も多いからだ(見て分かるようにJIS X 4051より多い)。「要件」が定める文字クラスの内容については項目名の各カラムを、そして各書の規定内容についてはページ数の各カラムをクリックすれば確認いただける。 書名 刊年 編者・著者/版元 掲載ページ ⓐ句点類・読点類 ⓑ終り括弧類 ⓒハイフン類 ⓓ区切り約物 ⓔ中点類 ⓕ繰り返し記号 ⓖ長音記号

    1975年以降に出された15冊の組版規則書における行頭禁則の違い(追記あり) - もじのなまえ
  • 「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開 - もじのなまえ

    昨年8月に開催された文字の学校主催「シンポジウム 電子書籍の組版を考える」での発表全文が公開されています。 電子書籍の御利益というと、真っ先に浮かぶのがリフロー表示ですが、リフローしても見やすい画面表示(組版)を確保するには、まずそのための組版ルールが必要の筈です。来はこれほど衆知を集めるべきテーマはないと思うのですが、残念なことにこれを正面から取り上げたのは、この半年も前に開かれた上記のシンポジウムが希少例というのが現実です。 その貴重なシンポジウムの内容が、ようやく公開されました。 シンポジウム電子書籍の組版を考える じつは、このシンポジウムのレポート原稿をずっと書いているのですが、なかなか完成できずにいます。上記のページは、その原稿用に作成した音声起こしが元になっています(もちろん、発表者の皆さんがチェックを入れているので、そのままではありません)。 ここで示されている考察は、リフ

    「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開 - もじのなまえ
  • 『「強い禁則」は主流か?』への回答と、その反論[追記あり] - もじのなまえ

    先日公開したエントリ『「強い禁則」は主流か?――『日語組版処理の要件』へのフィードバック』を W3C Japanese Layout Task Force に送ったところ、メンバーである小林敏さんから以下のような回答をいただきました。なお、回答は11月21日付です。 小書きの仮名と音引きの行頭禁則文字からの削除を求めていますが,結論は,特に変更の必要はないだろう,というのが私の考えです. また,小形さんは“複数の禁則処理のモードを規定する方法も考えられるが、その場合はデフォルトを「弱い禁則」とすべきだろう。”と述べています.しかし,このことに関連していうと,附属書Cでは,複数の処理法があることを説明しており,また,小書きの仮名と音引きの行頭禁則文字から外す方法をデフォルトとしています. そして,基的には,JIS X 4051の記載を尊重して,この要項は書かれています.JIS X 405

    『「強い禁則」は主流か?』への回答と、その反論[追記あり] - もじのなまえ
  • Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(下) - もじのなまえ

    4月30日のエントリのつづき。じつは、前のを書き終わった時点でメタデータの入力は終わっていた、というよりそう思っていた。しかし定め無きこの世で、確かなことなど一つもない。大きな問題発覚。 それは、今回の我々が発行しようという電子書籍が逐次刊行物、要するに雑誌の創刊第1号だということ。 書籍とは一度限りの物だ。重版はするかもしれないが、これは基的に同じ内容を印刷するもの。続編がある場合は続とか第2巻等がつくだけでなく、書名が変わる場合もある。ただし著者が変わることは、まずない。 一方で逐次刊行物は誌名は変わらないのが基。毎号内容が違うものを、定期・不定期の違いはあれど、終わりを定めず継続して刊行する。さらに第○号など順序を示す表示がなされる。もちろん著者(というより執筆者)だって同じと限らない。このように書籍とは根から形態が違うので、書誌の記述だって変わるだろうとは素人でも察しがつく。

    Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(下) - もじのなまえ
    seuzo
    seuzo 2011/05/05
  • Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(上) - もじのなまえ

    去年の第5回ワークショップ:文字―「現実」から見た改定常用漢字表―を電子書籍にまとめるべく、去年の秋から延々と作業を続けてききました。それも最後、ようやく校正が終わり、さあパブリッシュ、と思ったらまだもう一つ壁があった。メタデータの入力。これがこんなに大変だなんて。 この問題、まだよく知られていないようだし、また自分でもうまくできたか自信がない。よって、ここに自分のやったことを簡単にまとめ、講評を乞う次第であります。 ここでの前提は以下の通り。 EPUB2によって電子書籍を作る。 EPUB2のオーサリングにはSigilを使用する。 その上でメタデータとはなにかというと、書名、著者名、発行日などの書誌情報のこと。「データについてのデータ」なので「メタ」がつくわけ。その書かれ方の善し悪し、適不適が内容に関わるわけではない。しかし、だからといってテキトーで良い訳がない。 書誌データは出版者が記述

    Sigilでダブリンコアにもとづいたメタ情報を入力する(上) - もじのなまえ
  • ぼくの大好きな符号化文字 - もじのなまえ

    ときどき私的な席で「どんな仕事をしてるんです?」と聞かれます。「フリーライターです」と答えるとたいていは納得してくれますが、なかには「で、どんなものを書いてるんです?」と突っ込んでくる人もおられる。 すると、はたと考え込んでしまいます。もちろん自分がどんなことを書いているかは分かっている。同時に、それがすごく面白いと思っているから原稿に書いているわけです。でも、その面白さを専門外の人にも分かりやすく説明するって、案外むずかしいものです。もっとも、それをすることは自分の足下を見つめ直すことになるのかもしれません。 1989年の印刷文字 ぼくの専門は符号化文字です。文字コードとかフォントとか、符号化文字に関わる全般。このブログでこのところ集中的に取り上げている常用漢字表の改定も、そうした視点から見ています。では、その符号化文字とはなにか? もう20年以上も前、1989年だったと思います。手塚治

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