2010年は、iPadの発売、Kindle3への日本語フォントの導入、年末のシャープのガラパゴス、ソニーのリーダーの発売など、まさに電子書籍元年にふさわしい話題が満載の年となりました。しかし、ハードウェアの話題ばかりが先行し、実際に読まれるコンテンツに関しては、コンテンツの充実という意味でも、流通経路の整備という意味でも、2011年が本格的普及に向けての正念場になることも明らかです。 こうした中で、出版社や印刷会社、編集プロダクションなど、コンテンツの制作を担う現場にとっては、各読書端末における縦組みやルビなどの日本語組版機能の実装状況とともに、外字や異体字など、日本語の文字表記の状況を正確に把握しておくことは、コンテンツ資産の電子書籍化、迅速かつ効率的な電子書籍の制作には不可欠です。 本セミナーは、電子書籍の制作と普及に欠かせない基礎技術である文字コードについて、最新の国際標準化状況