今回のひとこと 「携帯端末事業の終了は残念である。うまくいくことしか考えていなかったが、こんなに時間を使って、こんなに努力をしても、努力が実らないことがあることを、この歳になって勉強した」 いくどもチャレンジした末の苦渋の決断 バルミューダが、携帯端末事業の終了を発表した。 同社は2021年11月、第1弾製品の「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」を発売したが、ネット上で厳しい反応が相次ぎ、想定したように販売が伸びなかった。第2弾製品の開発に着手したものの、コロナ禍やサプライチェーンの混乱、円安の急激な進行を背景にした原材料価格の高騰などが影響。「様々な条件が整わず、セットできなかった」(バルミューダの寺尾玄社長)ことで開発を中止。改良版となる製品の開発も進めていたが、これも続行が困難となった。携帯端末事業の終了を決定したのは、事業全体を総合的に検討した結果だった。 バルミュ
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