合掌造りの屋根の雪が溶けて湯気があがっています。初冬の飛騨白川郷の朝。
国際的な学力調査で、小4の算数、理科が過去最高点をマークしたそうだ。文科省は「脱ゆとりへの転換の成果」と評価。学習内容や授業時間数を増やしたことが学力アップにつながったとしている。 当然だろう。「ゆとり教育」ほど無責任なものはない。最大のナンセンスだった。もちろん、子どもの特性を伸ばすのは重要である。しかし、基本的な学力レベルは必要だ。そこをないがしろにすれば、個性も育たない。「ゆとり教育」が持論の有馬朗人元東大総長を文部大臣に抜擢、学習内容や授業時数の削減にゴーサインを出した小渕内閣の罪は重いだろう。 権力が率先して教育制度を動かすとロクなことにならない。戦前、戦中に学んだ教訓だ。当時は、お国のために命を捧げるのが最大の美徳とされ、客観的な見方や考え方ができる人たちは排除された。「~ねばならない」という教育が推し進められ、多様な価値観も否定。権力を批判すれば非国民とされ、若者は次々と
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