[ワシントン/東京 19日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は18日、公定歩合を現行の0.50%から0.75%に引き上げると発表した。19日から実施する。 市場関係者のコメントは以下の通り。 ●予想より早い引き上げ、ドル上昇 <UBSの通貨ストラテジスト、アメリア・ボルドー氏> 公定歩合の引き上げは、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が前回の証言で言及したことから実施を予想していたが、これほど早く引き上げるとは思わなかった。 市場はこれを引き締めと捉えており、ドルが上昇している。これは金融政策正常化の始りであり、全体的に見てドルの支援材料となる。 ●早期にFF金利引き上げも <三菱東京UFJ銀行のチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏> 米連邦準備理事会(FRB)としては今回の措置について、技術的なことであり政策変更ではないと強調するだろうが、市場では一種の警告と受け止める