人文・社会科学について 単発的な話題を扱うブログです。 (目次はカテゴリごとに記してあります。 疑問点は サイト内検索で。) 経済物理学とは、物理学の手法を経済学に取り入れて分析しよう、という方法だ。たとえば、カオスやフラクタルの理論で、経済学を分析する。 ── 経済学というものは、現在、科学とはなっていないと見なされる。原理の解明もできないし、将来の予測もできない。まして、デフレの制御もできない。(できると思い込んでいる経済学者はたくさんいるが、ほどんどすべては失敗した。(例外としての南堂説を除く。)) そこで、科学の代表である物理学の手法を使えば、経済学を科学的に分析できるのではないか……という発想で考えるのが、経済物理学だ。 何だかすごいことのようだが、実は素人じみた発想にすぎない。「恋愛を科学的に分析すれば、モテモテになる」とか、「商売を科学的に分析すれば、大金持ちになる」とかいう