覚醒剤を絵画が描かれた板に練り込んで中部空港に密輸したとして、会社員2人が逮捕されました。絵画に練り込む手口の摘発は全国で初めてで、覚醒剤を取り出すには特殊な技術が必要なことから、警察と税関は大がかりな密売組織が関わっているとみて調べています。調べに対し2人は容疑を否認しているということです。 去年11月、イギリスから中部空港に届いた絵画に、覚醒剤550グラム余り、末端の密売価格で3300万円相当が練り込まれているのが見つかり、密輸に関わったとして、東京 江戸川区の会社員、尾形哲央容疑者(46)ら2人が覚醒剤取締法違反などの疑いで23日までに逮捕されました。 覚醒剤を絵画に練り込む手口の摘発は全国で初めてで、名古屋税関は、23日、絵画のレプリカと取り出された覚醒剤を公開しました。 覚醒剤は、海の情景が描かれた縦40センチ、横60センチのプラスチック製の板に練り込まれていて、X線検査では見つ