コロナ禍で以前のように外食をするのが難しくなった影響で、フードデリバリーサービスが定着しつつあります。大きなバッグを背負い、電動アシスト自転車で走り回る配達員を見かける機会も都内では増えました。配達員はどのような苦労をしているのでしょうか。ライターとウーバーイーツの配達員、「二足のわらじ」で活動する渡辺 雅史氏が上梓した『アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記』から一部抜粋・再構成してお届けします。 ウーバーvs.出前館、「デリバリー」業界の死闘 ■オシャレなマンションの「トラップ」 電動アシスト付きのシェアサイクルを使っている私は、東京都の東側、中央区や江東区あたりを中心に配達している。このエリアは、平坦で坂道があまりないのが特徴で、新宿・渋谷・六本木といった繁華街と比べると、自転車のバッテリーの“持ち”がいいのが魅力。 さらに埋立地エリアは、広い土地が確保しやすいからか、シェアサイ