また、グーグルがもはや一企業のサービスという規模を超え、社会的なインフラになりつつあることから、今回のプロジェクトが持つ社会的なインパクトを評価したとのことだ。 実は吉本氏は前期の未踏プロジェクトにも応募していた。一度は不採用となったが、そのときに指摘された点を改善して再度応募したところ、採択されたという。 「システムを考えたときに1人の力では無理だと感じ、資金が必要だと思った。たまたまIPAのサイトを見ていたら、田中PMの募集要項にWeb APIを使ったシステム、という記載があり、これならいけるかもと思った。前期で指摘された点をきちんと反映して再応募した点も評価されたようだ」(吉本氏) グーグルに対する疑問 未踏ソフトウェア創造事業は、次世代のIT市場の創出に貢献するような技術、またはビジネスシーズの実現に向けたソフトウェアの開発を対象としている。筑波大学大学院システム情報工学研究科の学