その腕っ節の強さから「狼」という通り名で呼ばれている男がいたら、俺はそいつと喧嘩しようと思わんね。人でありながら周囲から肉食獣にカテゴライズされておる男だ、相当強いぞこりゃ。ひょっとしたら噛み付いてくるかもしれんしな。しかしファンタジー小説とかにも「狼」って通り名の人が出てくることがあるが、あれは大丈夫なのか。狼がドラゴン討伐に出かけたりすると「わあ、負けちゃう!」って心配になったりする。剣と魔法が存在する世界でメインキャラ張れるだけあって戦闘能力は狼以上なのに狼呼ばわり。過小評価じゃねえか。「カッコいい通り名で呼ばれてうれしいなあ」とか浮かれてる場合じゃないよ。それ侮辱。言ってる奴等を噛んでやるべき。 うーむ。この場合の狼って素手の場合におけるスペックの話なんかなあ。それなら野生の狼の方が強いか。戦場の狼だって銃持ってるから狼より強そうだけど、素手なら狼より弱かろう。いやいや、じゃあ餓狼