徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。 「文明」の発展についての従来の解釈に、青柳正規名誉教授は、疑問を提起する。 古代文明は、次のような過程で成立すると考えられている。 「まず、農業の発展によって人口が増加し、余剰農産物が生じるようになると、集落が大規模化し、富の偏在が起こり、社会的な階層化と職業の分化が進み、更に、大規模集落とは性格を異にする都市と言う集住形態が生まれる。都市化の形成とともに、更なる社会的な垂直化が侵攻して社会階級が生まれ、職業の専門化による人々の相互依存と相乗効果の度合いが更に増し、この段階で文明が形成される。 更に、文明の普及範囲内で、文明の高度化が進行すると同時に、灌漑などによる水資源や水力の統御が可能となり、各種の生産技術が進展し、周辺との交易が開始されるなど、遠方の異なる文明との
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