2018年6月にクラウドサービスの利用を第一とする「クラウド・バイ・デフォルト」方針が公表され、既存の行政システムを含めたシステム刷新が「クラウドを最優先の選択肢」として進められることになった。ただし、実質的にどのように作業が進められるかは現時点で不透明な部分も多い。経済産業省 CIO補佐官の満塩 尚史氏とアマゾン ウェブ サービス パブリックセクター営業本部長 大富部 貴彦氏の対談から、その具体的なロードマップを探る。日本政府の「クラウド・バイ・デフォルト」戦略とは?それはどのように実践されていくのか? クラウド・バイ・デフォルトの5つのメリット 日本政府は2018年1月のeガバメント閣僚会議で決定された「デジタル・ガバメント実行計画」に基づき、2018年6月、「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に関わる基本方針」を決定。これにより、「クラウド・バイ・デフォルト原則」が、政府