反ワクチン、過激化深刻に 政治家の殺害計画―独 2021年12月19日07時03分 ドイツ政府の新型コロナウイルス対策に反対するデモ=11月6日、東部ライプチヒ(AFP時事) 【ベルリン時事】ドイツで、新型コロナウイルスワクチン反対派の一部が、組織的に政治家の殺害を計画するなど過激化している。ショルツ首相は過激派に強い対応を取る方針を示したが、接種の広範な義務化が検討されるなど未接種者が追い詰められる中、暴力的事態のエスカレートが懸念されている。 ワクチン敵視、背景に疎外感 「反対派」レッテル貼り危険―専門家「互いに尊重を」 警察当局は15日、東部ザクセン州ドレスデンで住宅などの捜索を行い、銃器や銃器の部品を押収した。警察によると、ワクチン接種反対派の6人の男女が、ロシア発の通信アプリ「テレグラム」でグループをつくり、同州のコロナ対策を主導するクレチュマー州首相を殺害する計画を立てていた疑