フリーゲームを遊びながらSTGの楽しさを学ぶ本連載。今回は新作フリゲの『MECHA Ritz』を紹介したい。前回の『弾幕シミュレーション296』は(CAVE系)弾幕系STGの練習ソフトであったが、本作も同じく弾幕STG。その弾幕と敵の物量たるやかなりのもので、原始的な緊張と破壊の欲求に満ちている。 弾幕という表現 ヒャッハー!画面が弾で埋まっているぜぇ! 弾幕といえば、有名な東方ProjectやCAVE系STGを思い浮かべる人も多いだろう。またニコニコ動画のコメントなんかも弾幕と呼ばれる。そのわかりやすいビジュアルでSTGをプレイしない人にも知られているこの言葉。今回は改めて弾幕について考えてみたい。 当然ながら弾幕は敵弾である。弾で以上に避けなければいけない。これはSTGとしての当然の帰結だ。しかしながら、弾幕には避ける必要がない弾が多く含まれている。自機が画面下にいようが、火蜂はふぐ刺