“1番”にこだわり続ける松下。逆境に陥っても、“頑張るための起爆剤”と発想を転換した。【写真提供:オリコンDD】 マイナースポーツの卓球界で、常に先陣を切って生きてきた。安定したサラリーマンの地位を捨てて『プロ』になり、解雇されてからは『海外トップリーグへ移籍』。ともに日本人初の快挙だが、破天荒に見えながら自分と周囲をしっかりと見渡して勝負に挑んだ。 トップ選手として20年輝いた日々を送ってきたが、その先にはすでに新たな夢がたくさんある。人生は“始めよう”と思った瞬間から、何でも何度でもやり直せるのだ。彼といると“きっと大丈夫”。仲間はそう信じて付いていける。 ■誰もが納得する存在―“1番”にこだわり続ける理由 ――92年バルセロナ五輪に出場した翌93年、日本卓球界でプロ1号になって、着実に実績も積んでいた。でもなぜか、世界選手権の“日本代表”からは外されました。 4月にプロ宣言して、