函館市の活火山、恵山は、噴火した際、住民がとるべき対応を示す噴火警戒レベルの導入が課題で、函館市は、専門家らによる防災協議会の設置を急ぐことにしています。 恵山は標高618メートルの活火山で、直近では1800年代に2回、水蒸気爆発が起きています。 御嶽山の噴火を受けて、国は恵山について、地元の自治体や専門家で作る「火山防災協議会」を来年3月末までに設置するよう函館市などに求めました。 このため、函館市は新たな協議会の設置に向けて国や道と調整を進めています。 そして今年度中に協議会を設置して、ハザードマップや住民や登山者の安全に関わる避難計画などを見直していくことにしています。 恵山の防災対策を巡っては、周辺自治体の合併前に当時の町村による協議会がありましたが、平成16年に合併した後はハザードマップなどの更新も噴火警戒レベル導入も行われていませんでした。