「最初に知らされた時は頭の中が真っ白になりました。わけがわからない、なんで私なのって。一緒に出演しているNHKの有馬嘉男キャスターが声をかけてくれたのですが、『私、がんだって』と言った途端に涙が止まらなくなりました」 フリーアナウンサー黒木奈々さん(32)が突然の「胃がん告知」を受けたのは昨年8月末。メインキャスターを務めるNHK BS1『国際報道2014』オンエア直後のことだった。翌日から番組を休養。2週間後に胃がんであることを公表した――。 あれから7カ月。著書『未来のことは未来の私にまかせよう』(小社刊)発売を機に、壮絶ながん闘病の真実を初めて語った。 「がんが判ってから、生活は一変し、ジェットコースターのように状況が変化する日々を送っています。 告知された日、ショックが少し治まった後に『これで番組は降板か。キャスターは私の人生そのものなのに』と思いました。 小さい頃からずっとニュー
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