OpenGLESでのマウスピッキング 前回までのソーコードで、AR空間上にオブジェクトを浮かべて表示することができた。となると、次はこのオブジェクトをタッチしたときに、何らかの情報を表示したくなるだろう。タッチしたオブジェクトが通常のUIViewであれば、CocoaのAPIを使えばいい。だが、今回はOpenGLを使って描画しているので、タッチ判定は別の方法で行う必要がある。 つまり、画面上の座標から、そこに表示されているOpenGLのポリゴンを取得する必要があるのだ。これは、マウスピッキングと呼ばれるテクニックになる。フルのOpenGLであれば、マウスピッキングを行うために、セレクションモードと呼ばれる状態が用意されている。だが、iOSで提供されているOpenGLESでは、セレクションモードを利用することができない。したがって、別の手段を考える必要がある。 そこでここでは、ARオブジェクト