航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定を巡り、浜田防衛相が今月1日にワシントンでゲーツ米国防長官と会談した際、長官から米英などが共同開発中の「F35」導入を打診されていたことが分かった。 ゲーツ長官は会談で、F35よりも性能が高く、防衛省が導入をめざしてきた米国製最新鋭ステルス戦闘機「F22」について、米議会による禁輸措置が解けない状況を説明。F22と同じ最先端の第5世代機のF35を「優れた戦闘機」として紹介したという。 ゲーツ長官は今月13日の米下院軍事委員会で、第5世代機の同盟国への輸出は、F35とする方針を明言しており、防衛省はF22導入を断念し、F35を軸とした検討を迫られることになりそうだ。