中川事件の続編ですが、やむを得ない薬の副作用は全然恥ずべきこではありません。「運が悪かった」「服用の仕方を間違えました」で済む話です。あれで日本のイメージを変わるなどと論じる海外メディアがいるとすれば、そいつらは最も無能で、どうしようもない連中なのですから無視しておけばいいのです。たかが一人の大臣の一場面をもってして、1億人以上いる日本人を判断できないのは数秒考えたら分かる話ですから。 それよりも、医学生の立場からすれば、日本が最も恥ずべきことは、中川氏を含めて「風邪薬で風邪は治る」だとか「風邪には抗生物質が必要」とか、あるいは「薬は増やせば治りが早く治る」と考えている国民が未だに大多数いるという惨めな現実です。 風邪の原因の90%はライノウイルスやアデノウイルス等ウイルスによるもので、その場合、抗生物質は効きません(二次的に細菌感染を起こした場合は処方することはありますが)。それどころか