南極でカエル化石発見 4000万年前、湖沼に生息か 2020年05月05日16時51分 南極半島沖のシーモア島で見つかった約4000万年前のカエル化石に基づく当時の想像図。温暖で森や湖沼があった(スウェーデン自然史博物館提供) 南米大陸とドレーク海峡で隔てられている南極半島付近の島で、約4000万年前と推定されるカエルの化石を発見したと、スウェーデン自然史博物館などの国際研究チームが5日までに発表した。チリに現在生息する「ヘルメットガエル」の仲間とみられ、当時は温暖湿潤で森や湖沼、川がある環境だったと考えられるという。 スピノサウルスの尾の化石発見 モロッコで、泳ぎ得意か ヘルメットガエルは頭の皮膚が骨と密着し、硬いのが特徴。見つかった化石は頭骨の一部と腰の骨で、南極半島付近のシーモア島にあるアルゼンチンのマランビオ基地近くで発見された。現存する両生類の化石が南極で見つかったのは初めて。論