いわゆる「ホピの予言」とされるものにはいくつか別バージョンがある。今回は1959年にメソジスト派と長老派の教会の内部で謄写版印刷されて内部で回覧されていたとされる文書に記されていたもので、1963年にフランク・ウォーターズが『ホピの書』を刊行することではじめて世界に紹介されたものを紹介しておきたい。1993年に刊行された日本語訳「ホピ宇宙からの聖書」(林陽 訳)では、この予言に関してはなぜか割愛されているようである。(わたしは徳間書店版の「ホピの書」のあまりよい読者ではないので、もしかしたら翻訳されているのかもしれないが) このホピの予言は、ホワイト・フェザーと名乗った人物が語った「もうひとつのホピの予言」とされるものだ。説明によれば1968年のある暑い夏の日、デイビツド・ヤングという名前のひとりの聖職者が焼けつくような沙漠のハイウエイを車で走らせていたときのこと、ひとりのインディアンのエ