元「メシア」ちゃんと母親のジャリーサ・マーティンさん。 先日、米テネシー州で「メシア」と名付けられた男児に対して、同州判事が名前の変更を命じたことが大きな話題となった。これはいわゆる親が子供に常識的に考えにくい名前を付けてしまう「キラキラネーム問題」だが、何もアメリカと日本だけの現象ではない。どうやら地球規模で広がっているようなのだ。 今年1月にはニュージーランド内務省はあまりに増える奇妙な命名に対して、これまで登録を拒否した「4Real」「ルシファー」「アナル」など77件の名前リストを公開して注意を呼びかけた。同様にドイツ当局も「インベーダー」「ウイスキー」「ウッドストック」「ヨーグルト」などの拒否リストを公表している。スウェーデンでも「メタリカ」や「スーパーマン」などの名前が却下されている。 アジアに目を向けると、より状況は深刻だ。中国教育省が公表した「中国言語生活状況」によれば、伝統