人間と犬の友情は、どちらからの働き掛けによるものだろう?(資料写真) Photograph by Vincent J. Musi, National Geographic 寒空の下で生きていた犬が居間のソファでぬくぬく暮らすようになった経緯を語るとき、われわれはそれを人間の手柄にする傾向がある。最も一般的な仮説は次の通りだ。可愛い生き物に弱い狩猟採集民が、オオカミの子どもを見つけて飼い始めた。飼いならされたオオカミは狩りの能力を発揮するようになり、たき火を囲みながら一緒に暮らしているうちに犬へと進化した。 しかし、両者の馴れ初めにさかのぼってみると、この仮説はつじつまが合わない。まず、オオカミが家畜化された時代、人類は競合相手の肉食動物にあまり寛容ではなかった。約4万3000年前、現生人類がヨーロッパにわたってから、サーベルタイガーやジャイアント・ハイエナ(学名:Pachycrocuta
経済発展が著しいフィリピン。人々の暮らしが目に見えて豊かになる一方で、社会の底辺にあたる貧困層も依然として多い。廃品を拾う人々が生計を立てていた場所が「スモーキーマウンテン」の呼び名で知られたごみ廃棄場だ。閉鎖からすでに20年たつが、ごみ山に依存して暮らす人々が存在するという社会構造は変わっていない。首都マニラの湾岸沿いのトンド地区に、高層ビル群を近くに臨む小高い丘がある。すぐそばに貧民街があ
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