ADSL(非対称デジタル加入者線)サービス最大手のソフトバンクBBが9月1日に始めた、ブロードバンドユーザー向けのコミュニケーションサービス「my BBコミュニケーター」。ソフトバンクはこのサービスで、同社にとっては新しい、二つの試みに取り組んでいる。 一つ目は、my BBコミュニケーターを同社のブロードバンドサービス加入者に限定せず、プロバイダ・フリーのサービスとして広く提供したこと。二つ目は、サービスを支える情報システムを、全面的にオープンソースソフトウエア(OSS)を使って自社開発したことだ。 二つの新しい試みは別個に浮上した話ではなく、きちんと因果関係がある。つまり「myy BBコミュニケーターは、新しいビジネスモデルへの取り組み。だからこそOSSを採用して、システム構築のスタイルを変える必要があった」と、開発を担当したソフトバンクBBシステム企画部の鶴長鎮一担当部長は説明する。
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