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2020年1月10日のブックマーク (3件)

  • ふるさとの手帖

    あなたは「ふるさと」を愛していますか。 日という世界の端っこに浮かぶ島国に、 それでも数え切れないほどのまちはある。 ”1,741”ある全ての市町村を巡っても、 僕のふるさとは数える程しか存在しない。 それはどのまちの誰かにとっても同じだ。 だから僕は、ふるさとを忘れないでおく。 使い古したスニーカーの紐を結び直して、 知らない道で、17時のチャイムが鳴る。 気づけば冬至なんてもう過ぎちゃったな、 とりとめのない日々はせせらぎのように、 ホントはいつだって美しく、流れている。 ああ、確かに僕は市町村一周の旅に出た。 ”1,741”市町村全てで写真を撮ること、 通過ではなく、ちゃんとまちを歩くこと、 筋は通しつつ、ロマンを求めた旅だった。 その道のりは僕とこの手帖が保証できる。 大した旅かどうかはどうでもいいけれど、 一つだけ、胸を張れることがあるならば、 それは僕が平凡な学生ということだ

    ふるさとの手帖
  • 推し漫画がメジャーになるとさみしくなる乙女たちのクラブ

    高校で僕が入部したのは、なにやらハイスペックな女の子たちが集まってひたすらお薦め漫画を語り合うだけのクラブだった。漫画が大好きなくせに自分のお気に入りがランキングなどでメジャーになると気で悔しがる、厄介な漫画読み専門少女たちとの漫画談義オンリースクールライフ! 第1回 『堕天作戦』 2020/01/10 00:49(改) 第2回 『笑うあげは』 2020/01/11 00:00(改) 第3回 『白暮のクロニクル』 2020/01/12 00:00(改) 第4回 『夏目アラタの結婚』 2020/01/13 00:00(改) 第5回 『世界で一番、俺が○○』 2020/01/14 00:00(改) 第6回 『カミヤドリ』 2020/01/15 00:00(改) 第7回 『ホーキーベカコン』 2020/01/16 00:00(改)

    推し漫画がメジャーになるとさみしくなる乙女たちのクラブ
  • 《天冥の標》から『息吹』まで、多数の傑作SFが刊行された2019年を振り返る - 基本読書

    息吹 作者:テッド・チャン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/12/04メディア: 単行 傑作揃いの短篇集 今年のSFでまず中心的に語っておきたいのは*1、素晴らしい短篇集が多数出たことだ。たとえばテッド・チャン『息吹』は著者一七年ぶりのSF短篇集で、『メッセージ』の題名で映画化された短篇を含む前作『あなたの人生の物語』を上回る密度を誇る傑作ぞろい。中でも表題作「息吹」は我々の世界とは仕組みが異なる異世界の生活や原理を緻密に描き出しながら、一人の科学者の脳科学・物理学の追求を通して世界の真実に至ろうとする物語で、三〇ページほどの中に世界を探求することの喜びが緻密に織り込まれている。この一〇年で読んだ中で最上の一篇である。 ビット・プレイヤー (ハヤカワ文庫SF) 作者:グレッグ イーガン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/03/31メディア: Kindle版他、外

    《天冥の標》から『息吹』まで、多数の傑作SFが刊行された2019年を振り返る - 基本読書
    shaw
    shaw 2020/01/10