ブックマーク / aska-burnishstone.hatenablog.com (7)

  • と、いう話さ - ASKA_burnishstone’s diary

    僕は、25年以上前に「この先音楽業界は冷えて行く」と、ステージで語りました。 何が、そう思わせたのか。 「楽曲自体がビジネス的な価値を失って行く」と、捉えたんですね。 それは、音楽業界の体質が、世間に迎合して行っていると感じたからです。 「世間に振り向いてもらわなくてはならない」 「世間が、もっと喜ぶサービスをしなくてはならない」 世間に、歩み寄り過ぎたのです。 「世間が喜ぶこと」 とどのつまりは、音楽を無料にすることに近づいってしまったのです。 音楽業界は、世間の表情ばかりを伺い、自分たちが、どこを歩いているかわからなくなってしまったんですね。 そのしわ寄せは、アーティストに来てしまいました。 今、アーティストで、楽な生活をしているのは・・・、これは表現が違いますね。 今、アーティストで、音楽のことだけを考えて過ごせているのは、ほんの一握りの人たちだけです。 音楽をやりたい人たちは、たく

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  • おはよう☂ - ASKA_burnishstone’s diary

    しとしと降る雨をガラス越しに眺めていましたら、自分の息でガラス窓がくもり、一面が雪景色になったような錯覚を覚えました。 外界から遮断された部屋に居るような気持ちにもなったんですね。 あの部屋を思い出しました。 それは、中学生の時に、友人から連れられて、初めてアルバイトというものをやった時のあの部屋です。 冷凍室です。 肉屋のアルバイトだったんです。 中学生の僕が、なぜ、その冷凍室に入っていたのかの記憶はありません。そこは、マイナス30度の世界でした。 3時間ほどの間に15分ほど。毎日、2回ほど入ってたかな・・・。 時間給は70円でした。 あの頃、すでに社会でお金をもらうことは、大変なことだという思いが刷り込まれました。 高校生3年生になると、毎週土曜日に材木屋でアルバイトをしていました。ベニヤ板の上に引かれた線のとおりに切っていくのです。 切ったベニヤが、ある程度の枚数になると、それを指定

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  • デビュー当時から守ってきたことがありました。 - ASKA_burnishstone’s diary

    それは、テレビ出演のことです。 僕たちは、テレビサイズというものを、殆ど作ったことがありません。 楽曲には、歌詞と共にメロディがあり、それらは、もうイントロから始まっているのだという考えでした。 ある意味、とんがっていたのでしょうね。 それは、業界の中にも浸透し、僕らが出演する番組ではテレビサイズという要求はなくなりました。 しかし、10年目を迎えた辺りで、その考えを変更しようと思ったのです。 僕らが、テレビサイズをやり出したときに、番組側は驚きました。 「SAY YES」の頃には、当然のようにテレビサイズを作るようになっていました。 それは、 「ブレイクまでは、とんがりも必要だろう。 しかし、ブレイク後に、そのスタイルを続けることは、傲慢に映ってしまうのではないか?」 と、いう考えからでした。 番組制作側にも、スタッフの入れ替えがあります。 テレビサイズ拒否を続けてきた僕らのことを、もう

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    she_through_sea
    she_through_sea 2017/01/29
    楽しみです
  • 噂 - aska_burnishstone’s diary

    2017 - 01 - 22 噂 噂 ある日僕は映画を観ながら 大きなあくびをした それを見ていた三人の男たちがこう言った ひとりめの男が言った 「あの映画が退屈だからあくびをしたのだ」 ふたりめの男が言った 「昨晩寝ていないのだろう」 もうひとりの男が言った 「あれはあくびではなく叫び声を上げているのだ」 僕の知らない人たちが 僕の話をしている 伸びをしたらあくびが出た ただそれだけだ 世間の噂とはそういうものだ aska_burnishstone 2017-01-22 14:52 噂 list Tweet コメントを書く もっと読む

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  • 意地悪な質問 - aska_burnishstone’s diary

    2017 - 01 - 18 意地悪な質問 意地悪な質問 君の歌を聴いていると心地いい 僕の行きたいところへ行ってくれる 時に思いがけないところへ行ったりするが 実に芸術的で「やられた」と唸ってしまうのだ 認めるということは いさぎが良くて気持ち良い 自分の中の大人に出会えるからだ 「オレたちはただの流行歌手だ」と君は言う 当にそうかもしれない でもそれには少し抵抗があるのだよ 時代に残る歌を書きたいと思わないかい ぬかるみの上を「我気にせず」と突っ走る君を見ていると 僕は自然に景色を見渡して歩くようになった 君の歌の中にある狂気は 僕の中にも存在する 君のようになって僕もそこにいる 流行は アンダーグラウンド で生まれ 主張のない世間に広がって行く ひと握りの若者が 憲法 違反に立ち向かっている 僕たちの歌は愛だが 立ち向かうことが質であるかのように 触り心地の良い皮膚を内側から突き

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    she_through_sea
    she_through_sea 2017/01/18
    毎日元気をもらってます
  • 音楽 - aska_burnishstone’s diary

    2017 - 01 - 10 音楽 音楽 音楽はサービス業ではない 与えられた天性業だ 隅々まで美しくあらねばならない 音の妖精の憩いの場だ 前衛音楽はポピュラー音楽を引き立てる 好きではないがありがたい 清潔な音と不潔な音 哀楽な音と喜怒な音 光の音と影の音 和風な音と洋風な音 愛の音と憎しみの音 そのすべての音の真ん中に調和がある 音楽は心地良い驚きであるべきだ 音楽は平凡という最も難しいところを鳴らすべきだ 歌の発祥は祈りである 音楽と宗教は切り離せない ひと時 「この音楽は宗教のようだ」と それを否定する風潮が世の中に蔓延したが いま堂々と言おう 音楽は宗教だ 愛を語ることのできる宗教だ 声を枯らして時代を圧倒させたい 希望を巡らせて世界に夢を与えたい 拳を挙げて群衆と勇気を共にしたい 生きることが僕たちにできるすべてと感じた時 心の闇は宇宙の隅でひっそりと瞼を閉じているはずだ 音

    音楽 - aska_burnishstone’s diary
    she_through_sea
    she_through_sea 2017/01/10
    涙が止まりませんでした。
  • 小山田君、ありがとう。 - ASKA_burnishstone’s diary

    若い世代の音楽に疎い僕だけど、君の歌は知っています。 君の発した(敢えて発したと言う)繊細な言葉のファンであることを述べておきます。 「革命」 は、当に素晴らしい。 これから、どこに向かって流れていくのかわからない音楽業界。 しかし、僕には音楽業界が向かわねばならない、いや、アーティストが向かわねばならない場所が少しだけ見えています。 音楽には国境がないと言います。 僕らは、それを肌で体験してきました。 例え、音楽に世代観はあっても、 線のように区切られた世代というものはありません。 気持ちの良いものを気持ちがイイと素直に思える心に、 「音楽の生まれる」「音楽を生む」 季節、風景、風が備わっているのだと思っています。 いつか、語り合いましょう。 それが、公の場所でも、隠れ家のような場所でも構わない。 僕は、あまり公開反省はしたくありません。 反省と努力は見せるものじゃない。 やがていつか

    小山田君、ありがとう。 - ASKA_burnishstone’s diary
    she_through_sea
    she_through_sea 2017/01/10
    物凄く気力を頂いた記事です。ありがとうございます、ASKAさん。
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