僕は、25年以上前に「この先音楽業界は冷えて行く」と、ステージで語りました。 何が、そう思わせたのか。 「楽曲自体がビジネス的な価値を失って行く」と、捉えたんですね。 それは、音楽業界の体質が、世間に迎合して行っていると感じたからです。 「世間に振り向いてもらわなくてはならない」 「世間が、もっと喜ぶサービスをしなくてはならない」 世間に、歩み寄り過ぎたのです。 「世間が喜ぶこと」 とどのつまりは、音楽を無料にすることに近づいってしまったのです。 音楽業界は、世間の表情ばかりを伺い、自分たちが、どこを歩いているかわからなくなってしまったんですね。 そのしわ寄せは、アーティストに来てしまいました。 今、アーティストで、楽な生活をしているのは・・・、これは表現が違いますね。 今、アーティストで、音楽のことだけを考えて過ごせているのは、ほんの一握りの人たちだけです。 音楽をやりたい人たちは、たく