猛暑のなか、ただいま夏かぜ大流行!酷暑で冷たいものを飲みすぎて、胃腸がダウンという人も……。夏は体調を壊しやすい時期。でも病院に行くほどでもなく、ドラッグストアの市販薬を服用する人は多いはず。しかしちょっと待って! 市販薬でも一緒に食べるものによって、思わぬ副作用が起きることがあるのだ。 『薬が毒に変わる危ない食べ合わせ』(実業之日本社刊)の著者で、東山田クリニック院長の柳川明先生はこう警鐘を鳴らす。 「たとえばかぜ薬として一般的になった漢方薬の『葛根湯』。マグロやブリ、アジ、サンマといった魚類を食べた後にこれを飲むと、顔面紅潮、発汗、嘔吐、頭痛といったまるで食中毒と同じような症状起こすことがあります。マグロなどに含まれるヒスチジンという物質が体内でヒスタミンに変化。葛根湯にはヒスタミンを体内にため込む働きがあるためヒスタミン中毒を起こしてしまうことがあるんです」 薬によって食べ物