「世界に一つだけの花」が流行ったのは、みんながNo.1になりたかったから? 音楽ジャーナリストと哲学研究者が考える、ヒットソングの読み解き方 2022.06.30 高校に入学した年、社会人になった年、震災の年──。ある年のできごとを思い出そうとして、当時流行っていたJ-POPや、そのころよく聴いていた音楽を手がかりにしたことはないでしょうか。時代のムードと音楽というものは、どうやら私たちがふだん意識している以上に、密接に結びついているようです。 音楽ジャーナリストの柴 那典さんと哲学研究者の戸谷 洋志さんによる対談の前編では、バブル崩壊後からメディアを賑わすようになった「自分探し」や「自分らしさ」と、それらの言葉がJ-POPの歌詞の中にも見られるようになってきた背景についてお話いただきました。 後編では、さらにJ-POP史を先へと進め、2000年代以降のヒットソングを題材に個性について考え
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