ステロイド剤には効果の持続時間に長短があって、表の上2段が中くらいのもの、下2段が長いものとなっています。効果時間とはステロイド剤が血液中に有効に残留している時間です。一般的に効果時間が長いものは副作用も出やすいと言われていますが、どの薬を使用するかの選択は副作用だけでなく、個々の症状によって決定されるのは言うまでもありませんね。 ステロイド剤のほとんどは1錠が1日の体内分泌量と同じ量になるように作られていますが、表を見てもわかるとおり薬剤の種類によってその1錠量は違っていますね。それは「力価」といってそれぞれにステロイドとしての強さ(効力)が違うからです。たとえば「リンデロン」を5mg使用したということは「プレドニン」を50mg使用したのと同じことになります。 ※病院によってはリンデロン使用量の換算に7.5倍とか8倍とかの計算をするところがあるそうですが、どれが正しいとは一概に言えな