「本物の森」がやってきた 10月2日に第一期開業を迎えた大手町タワー地下1・2階の商業施設「OOTEMORI」。女性をターゲットにした新しいスポットとして話題を集めていますが、もうひとつ大きなニュースになったのが「本物を持ってきた」と言われる大規模な緑地「大手町の森」です。 それは3600平方メートルにもわたる広大な森です。木々は整然と並ぶのではなく、むしろランダムに立ち並んでいます。しかし、そこには不思議と調和された自然の姿を感じます。落ち葉が風に揺られてかさこそとかそけき音を立て、12月の今は、冬の訪れを告げる渡り鳥の姿が木々の間から垣間見えることもあります。 その森の姿は、われわれが知る「緑化」とはあまりにも違って見えます。しかしこれは「一風変わった都市緑化のひとつ」という程度にとどまるものではありません。新たな都市緑化の可能性を推し量るものとして、さまざまな分野から注目されているの