球界屈指のスター選手に成長した坂本も“外れ1位”のひとり (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る プロ野球開幕まで1カ月を切り、飛躍を狙う若手たちのアピールが続いている。その中でドラフト時に1位くじを外した球団から指名を受けて入団した“外れ1位”と呼ばれる男たちも多くいる。少し前ならば、佐々木主浩(89年、野茂英雄の外れ1位)、荒木雅博(95年、福留孝介、原俊介の外れ外れの1位)などが有名だが、近年、いわゆる逆指名制度が06年を最後に廃止されて以降の“外れ1位”で活躍している選手は誰がいるのだろうか。 ■坂本勇人(巨人) 「外れ1位」――。真っ先に頭に浮かぶのが、巨人の主将にして、球界ナンバーワンの人気者と言える坂本だ。光星学院高時代に甲子園に出場したが、全国的な知名度はそこまで高くなく、06年秋の高校生ドラフトでは田中将大に4球団(楽天、横浜、オリックス、日本ハム)、そして堂上直倫に