骨折の状態や転位の程度により異なりますが、足関節部に痛みや腫れ、皮下出血、外反変形や内反変形などがみられます。足を着いて歩行することは困難になります。 原因と病態 跳躍や高所よりの転落・転倒などにより、足関節に強い外力が働くと、足関節周囲の靱帯損傷や骨折が生じます。それらは足部が回外または回内位をとるような肢位で、距骨が外旋または内転、外転するような強い外力が働くことにより生じます。その結果、いろいろな骨折や靱帯損傷の組み合わせた病態になります。 これらをまとめた代表的なものにLauge-Hansenの分類(図)があります。 最初の用語が「足部の肢位」、2番目が「下腿に対する距骨の動き」を示します。 1.Supination-external rotation (回外―外旋) 高頻度に見られ、前脛腓靱帯損傷に次いで外果のらせん骨折がおこります。 重症になれば後果骨折、内果骨折も伴うことがあ
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