アイルランド西部ゴールウェー(Galway)州チュアム(Tuam)で、修道女会が運営する未婚の母親向け施設があった敷地に埋葬されたとみられる800人の子どもたちのためにつくられた祭壇(2014年6月9日撮影)。(c)AFP/PAUL FAITH 【6月10日 AFP】アイルランドで、カトリック教会が運営する未婚の母親向け施設で暮らしていた子どもたちが、試験用ワクチンの実験台とされていた疑惑が浮上したことにより、同教会が運営していた施設に関する論争が再燃している。 同国のラジオ局ニューストーク(Newstalk)は、1970年代半ばに薬剤の治験対象として利用されていた子どもたち80人が、誤ってウシ用のワクチンを投与されたために健康を害していたと報じた。 先日には同国西部ゴールウェー(Galway)州チュアム(Tuam)にあった施設の近くで、乳幼児800人ほどの遺体がひつぎにも入れられず墓標も