JR東日本盛岡支社は、東北新幹線の新青森開業に合わせた12月4日からのダイヤ改正を発表した。県内関係では、東北新幹線仙台-盛岡駅間の各駅に停車する「はやて」号を現行の1・5から6往復に増やす。新花巻-一ノ関間の各駅から首都圏への所要時間が最大19分短縮される。 仙台以北の駅には現在、主に「やまびこ」号が停車するが、福島や宇都宮駅など仙台以南の停車駅が多く、はやてに追い抜かれていた。今回、やまびこを4・5往復減らし、はやて増便に充てる。 また、東北新幹線に接続する北上、大船渡両線のダイヤも見直し、30分以内で乗り継げる列車本数を増やした。大船渡線と接続する一ノ関駅では上下13本から16本に、北上線との北上駅では上下10本から13本に増えた。 盛岡支社輸送課の森田美喜男副課長は「盛岡-仙台間の途中駅の利用客からのはやて停車を求める声に応え、利便性を高めた」と話す。【山口圭一】