ツヨポンと竹内結子の『僕と妻の1778の物語』をDVDで観た。小説家の眉村卓(ツヨポン)が難病の妻(竹内結子)のために小説を書き続けた実話の映画化だ。日本のメジャー映画にありがちな難病ラブストーリーと日本のマイナー映画にありがちなファンタジー系ラブストーリーを融合させたような作風だけど、あんまり面白くない。2時間20分という長尺のせいで演出が間延びしきっているのが原因。ただ小説の話数が1778話になると竹内結子が死ぬのがわかっているので、小説の話数が増えていくのが落ちていく砂時計みたいな妙な緊張感があった。 今回取り上げたいのは劇中の良いシーン。ツヨポン演じる主人公のSF小説家は谷原章介演じる恋愛小説家と友人だ。といっても谷原章介は売れっ子なのでツヨポンに対して見下した態度を取るイヤな奴だ。恋愛映画でこういうイヤな奴は途中から良い奴になるので安心だが。 で、谷原章介は『噛みつきたいほど愛し