昨年末といってもわずか1週間あまり前のことだが、しまむらの子供服の図柄に関して、ある個人デザイナーが自身の創作キャラクターを盗用されたとブログで訴えた。この件については幸いにも、数日後にしまむらが商品を店頭から撤去することで決着したのだが、相変わらずアパレル業界には「パクり」が横行していることが改めて明らかになった。 個人デザイナーがしまむら側に抗議のメールを送ったところ、しまむら側からは当初、「その図柄の商標登録をなさっていたのですか?」という返事が返ってきたという。このデザイナーは返信メールの全文をブログに転載していたのだが、デザイナーが文言を一切編集改変していないなら、ずいぶんと横柄な印象を抱かせる内容だった。 このデザイナーのビジネス規模が大きいとか小さいとかはこの際あまり考慮する必要はないだろう。多少の知名度のあるブランドですら図柄の商標登録はあまり行っていないのが業界の実情であ