札幌市円山動物園は13日、放飼場にいたエゾヒグマのカステラ(オス、0歳)が隣合った別の放飼場から入ったエゾヒグマのとわ(メス、2歳)に襲われ、死んだと発表した。 同園は当面、2頭を公開していたエゾヒグマ館を閉鎖する。 同園によると、同日午後3時20分頃、来園者から「子グマがクマに襲われている」と同園に通報があった。飼育員が駆けつけたところ、一般に公開されているメーン放飼場の人工洞穴の中で、とわがカステラにかみついているのを発見。約40分後に2頭を引き離したが、カステラは死んでいたという。死因は失血死。 2頭には体格差があったため、同園では1頭がメーン放飼場にいる間、もう1頭は公開されないサブの放飼場に移していた。この日は、午後1時頃にとわと交代でカステラを公開。とわはサブ放飼場に移されたが、何らかの方法でメーンの放飼場に入り、カステラを襲ったとみられる。 同園によると、2つの放飼場をつなぐ