よく「日本人の優しさは世界一」といわれますが、電車の席譲りから横断歩道まで、老人や子供などに対して公共の場で手を差し伸べているシーンに出くわすことはほとんどありません。これはいったいどういうことなのでしょうか? メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』では、NY在住である著者の実体験をもとに、この不思議な矛盾を解説しています。 日米で違う人との距離感 日本に行くとまずいちばんに感じる日米間の違いは「人と人の距離感」です。 日本では知らない人にむやみに話しかけちゃいけないらしい。 ニューヨークで歩いていると、本当によく通行人に話しかけられます。 人が、人に、話しかけている。 まず、世界を代表する観光都市でもあるため、道を聞かれない日がありません(たまにこちらが知らない場所も聞かれますが、せっかく聞いてくれているのだから、適当でも答えてあげるようにして