「ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ」 ─タイトルからは、「ブルーオーシャン戦略」(「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する-papativa.jp」)と同じような内容を想像した。確かに根本的な考え方は 近いのだろうけれど、新事業への進出や新しいビジネスモデルの構築ということで考えると、ボクは本書で提示された考え方や手法の方が、より現実性が高いように思えた。 「ブルーオーシャン戦略」でも、既存事業とのバッティングに対して、どのように組織を変えていくかという一種のマネジメント論みたいなものは展開はされていたが、本書では、より具体的に、既存の事業とは異なるビジネスモデル、バッティングするモデルを、どのように組織に適合させていくべきか(あるいは分離しておくべきか)というようなところも示されている。事例の大部分は、大企業のものなので、そのまま参考にできるかどうかはわか