2010年07月25日13:31 カテゴリlawyering 困った法律家たち 弁護士という人たちは、仕事を離れて個人として交際するときは、愛想が良く、常識をわきまえ、不愉快な思いをさせられることは、まずない。個人個人としては、まことに善良な人たちと言って良い。ところが、訴訟代理人として相対するときは、硬直的な対応しかしてくれず、揚げ足をとり、非常識な理屈をこねまわし、事実とは思えないことを平然と述べ立てる、まことに困った人たちになる。相手方からみれば、私もまた、同じように見えるのであろう。もし、あなたが弁護士で、知人の弁護士がいて、その人とずっと親友の関係でいたいと願うときは、激しく対立する訴訟事件の代理人どうしとして相対することは避けるべきである。事件が終了しても、微妙なしこりが残ることは避けられないからである。 裁判官という人たちも、同様である。個人としてはまことに善良で正義感に満ち