シリーズ「SDGs、2030年の世界へ」。予期せぬ妊娠をした女性が特定の機関だけに身元を明かし、匿名で出産する「内密出産」。その運用を始めた病院があります。 「まずは民間で事例を作ってみて、そこから始まる」(「慈恵病院」蓮田健 副院長) 親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かる、いわゆる「赤ちゃんポスト」を運営する熊本市の慈恵病院は、去年、内密出産の運用を始めると発表しました。 これは、予期せぬ妊娠をした母親が特定の機関だけに実名を明かして匿名のまま病院で出産し、生まれた子どもは特別養子縁組などに託され、成長後に自分の出自を知ることができるというものです。 国内ではまだ法整備がされておらず、戸籍や出産費用の問題があるとされています。それでも慈恵病院が内密出産の運用に踏み切ったのは、「赤ちゃんポスト」でも救えなかった命があるからです。 「ゆりかご(赤ちゃんポスト)に預けられる赤ちゃんのお母さ
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